松岡正剛の千夜千冊 2013年01月03日 Web

 
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カテゴリを、「Book」にするか「Web」にするかでちょっと悩みました^^;。

松岡正剛の千夜千冊
http://1000ya.isis.ne.jp/top/


オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」を読み終え、マルキ・ド・サドについて少し調べてみようと思い立ったときに、大変読み応えがあり
参考になった記事があったことから、ときどき立ち寄らせていただいています。(マルキ・ド・サド「悪徳の栄え」についての書評

ある本について調べようと思ったときに、この松岡さんのサイトに行き当った方は案外多いのではないでしょうか。


一度訪れると、氏の見識にまず圧倒されます。
わたしのようにちまちまと文学の欠片を拾い集めて読んでいるようなものには思いもつかないような、さまざまな作品の背景を把握し、
その関連性をふまえた上で、自身の思いを織り交ぜつつ展開されていく書評は、読んでいる人間をさらなる読書へと誘(いざな)います。


・・・と、まあ、そのように堅苦しく大げさに考えなくとも、ちらと目録を見て、興味ある分野の本が見つかったら、一度その書評を読んでみてください^^。
読書の楽しみが広がることでしょう。
わたしは、ドリアングレイ繋がりから見つけた、この本の書評がとても面白かった。

 ★0661夜 「やおい幻論」榊原史保美


やおいについて(すみません、こういうってはいるものの、やおい漫画を読んだことがあまり無い・・・たぶん雰囲気のみ知っている状態だと)
常々謎に思っている部分が、かなり解き明かされているのではないでしょうか?
とりわけ、なぜ女子が、女子抜きの恋愛にこれほどまでに没頭するのか、その理由がぼんやりとであれ理解できたような気持ちになります。
なにより、やおいにたいする評者の温かい視線が好ましい。
やおいが内包する文学性の指摘については、正直「やった!」と思ってしまいました(何故?w)



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ああ、これ以上、天界のような図書館や洞窟のような図書館の感覚を文字にしていくなんて、悔しくなるばかりだ。
 図書館とは、すでに眠りこんでいたいっさいの知の魂を呼び醒ますための時空間装置のことである。それらはいったんは眠りこんでいた書籍をその胸に深く抱きこむだけに、どんな空間より死のごとく静謐であり、そのくせ、その一冊にちょっとでも目をいたせばたちまちに知の声が次々に立ち上がってくるのだから、どんな空間よりも群衆のごとく饒舌なのである。
 静謐であって饒舌であり、死の淵であるようでいて過激な生命の放列であるような図書館。こんなものは、人類がつくりあげた時空間装置のなかで、類例がない
。  -0282夜「ヨーロッパの歴史的図書館」より ヨーロッパの図書館の成り立ちや発展を述べた後で


わたしなどには読みこなせない本も多数(ほぼ?)紹介されていますが、それでも、そこここにはさまれるエピソードやうんちく、つぶやきが素晴らしい。
まだまだ未読の記事ばかりなので、上記の部分は、松岡さんのサイトを紹介されている
「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」「松岡正剛の読書術」を参考にさせていただきました。


映画「セブン」で、モーガン・フリーマンが調べ物をしに図書館に赴くシーンがあり、大好きなのですが、
この一節は、その図書館シーンを思い起こさせます。



この世に本がある幸せを思いつつ、ツンドクになっている本に「ごめんなさい」と小声でお詫びw


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